院長挨拶

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定期的に適量の飲酒をすると冠イベントのリスクは減少する

2011/03

―時々大酒をする男性は、ワインを適量的に飲む男性に比べ、冠動脈疾患のリスクが2倍―

アメリカでは年間79000人が過剰な飲酒で命を落としているとされています。一方適度の飲酒により冠動脈疾患のリスクを下げるという報告は多数あります。

今回は飲酒パターンおよびお酒の種類についてまで突っ込んだ研究報告をご紹介します。

世界でも飲酒量が多い国である北アイルランドとフランスとの50〜59歳の冠動脈疾患のない男性9778人を10年間追跡調査した結果です。北アイルランドでビールを週末に大量に飲酒する傾向が強く、フランスでは日常的に適量のワインを飲む傾向があります。ちなみに北アイルランドの冠動脈疾患の罹患率はフランスと比べ、心筋梗塞が2倍、冠疾患死が3倍という報告もあります。

さて今回の結果ですが、時々大量に飲酒する人の割合は北アイルランドで9.4%・フランスで0.5%、毎日飲酒する人の割合は北アイルランドで12%・フランスで75%と飲酒習慣に大きな差が見られます。

年齢・危険因子などで調整した冠イベントのリスクは、定期的に飲酒する人を1とすると、時々大量に飲酒する人で1.97倍で、なんとお酒を飲まない人で2.03倍、禁酒した人で1.57倍でした。特にワインを飲む場合はリスクが41〜69%低下していました。

お酒はワインをちびちび、というのが良さそうですね。

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