院長挨拶

院長から皆様へのご挨拶です。

大森委員長ブログTOP | 肥満が癌を誘発する

肥満が癌を誘発する

2010/01/01

―肥満が原因で子宮内膜癌・食道癌・腎臓癌・乳癌・大腸癌・膵臓癌・脾臓癌
のリスクが高まります―

米国癌研究財団の報告によると、年間10万人を超える人が肥満が原因で癌を発症しているようです。

それぞれの癌患者さんのうち肥満が原因と考えられる人の割合は、子宮内膜癌で49%・食道癌で35%・脾臓癌で28%・腎臓癌で24%・胆嚢癌で21%・乳癌で17%・大腸癌で9%にも及んでいました。
メカニズムとして脂肪細胞が作る女性ホルモンのエストロゲンや活性酸素が酸化ストレスを生じさせ細胞の癌化を誘発していると推測されています。

また米国のM.D.Anderson癌センターの研究によると、14歳〜29歳での過体重と20歳〜39歳での肥満が膵臓癌のリスクと密接に関連しているようです。特に20歳〜39歳での肥満は膵臓癌のリスクを2.58倍に高めます。

さらに肥満は膵臓癌の発症年齢を早めるようで、正常体重の人の発症年齢の中央値が64歳であるのに対し、肥満の場合は59歳となっています。

ミジンコからサルに至るまであらゆる実験動物において、ダイエットした方が病気になりにくく寿命が延びることが報告されています(一口メモ参照)。

新年の目標の一つに自分が出来る範囲でのダイエットを掲げてみては如何でしょうか?

2012.01.01
孤独な人ほど脳卒中のリスクが高い
2011.12.01
タンパク質の摂り過ぎは糖尿病のリスク
2011.11.01
1日15分の運動でも死亡リスクが低下
2011.10.01
身体活動が多いほど認知症になりにくい
2011.09.01
テレビを見過ぎると死亡リスクが上昇
2011.08.01
大量飲酒で膵臓癌亡リスクが上昇
2011.07.01
ヘビースモーカーは認知症のリスクが2倍
2011.06.01
ビールで放射線防護
2011.05.01
カリウムが豊富な食事で脳卒中・心筋梗塞のリスク軽減
2011.04.01
ビリルビンが正常高値だと呼吸器疾患および死亡のリスクが低い
2011.03.01
定期的に適量の飲酒をすると冠イベントのリスクは減少する
2011.02.01
アスピリンは癌の死亡リスクを下げる
2011.01.01
LDLコレステロール管理の効果を確認
2010.12.01
ダイエットで脂肪を減らすためには充分な睡眠が必要
2010.11.01
糖尿病の成人男性は死亡するリスクが3倍
2010.10.01
BMIが正常でも腹部肥満は死亡リスクを高める
2010.09.01
ビタミンD不足で認知症
2010.08.01
糖尿病にかかったら生涯コストは2000万円
2010.07.01
歯磨きの頻度が少ないほど心血管リスクが上昇
2010.06.01
脳動脈瘤があっても過度の心配は不要
2010.05.01
やせは喫煙とは無関係に心臓死のリスクを増加させる
2010.04.01
コーヒーで脳卒中予防
2010.03.01
非空腹時の中性脂肪の上昇は脳梗塞のリスク
2010.02.01
大豆と乳酸菌飲料で乳癌のリスク軽減
2010.01.01
肥満が癌を誘発する
2009.11.01
抗ウィルス剤の早期開始が新型インフルエンザの転帰に影響
2009.10.01
受動喫煙は糖尿病のリスクになる
2009.09.01
片頭痛は脳梗塞のリスクか?
2009.08.01
ぜひ熱中症にはお気をつけて
2009.07.01
“認知症ドライバー”6人に1人が事故
2009.06.01
生活習慣の小さな差が脳卒中に複合的に影響する
2009.05.01
糖尿病があると癌の死亡リスクが高まる
2009.04.01
心拍数の高い女性は虚血性心疾患のリスクが高い